参院選 期日前投票スタート

奄美市の期日前投票所で投票する有権者(市役所2階)

奄美市は初日、319人が投票

 22日に公示された参院選(7月10日投開票)の期日前投票が23日から県内各投票所で一斉に始まった。奄美群島で最も有権者の多い奄美市では、初日に319人(男168人、女151人)の有権者が投票をすませた。同市の選挙人名簿登録者数は6月21日現在、3万5227人。期日前投票は7月9日まで県内各投票所で行われる。

 参院選鹿児島選挙区には5人が立候補。物価高騰への対応やコロナ禍からの経済回復策、安全保障政策などを争点に論戦が展開されている。奄美市役所で期日前投票を終えた同市名瀬石橋町の女性(83)は、「難しい政策はよくわからないが、将来を託せると思った候補者に投票した。少しでも生活がよくなることを期待したい」などと話した。

 県選管は7月10日の投票の混雑緩和などのため、期日前投票を呼びかけており、県内43市町村の270カ所に期日前投票所を設置。奄美群島12市町村は市役所や役場など計14か所(奄美市3カ所)に設置されている。各投票所の受付時間は、午前8時半~午後8時(奄美市の住用、笠利両総合支所は午前8時半~午後6時)までとなっている。

 県内の選挙人名簿登録者数は6月21日現在、134万1018人(男62万5458人、女71万5560人)。奄美群島の登録者数は8万8642人(男4万3213人、4万5429人)。