初めて病児・病後児預かる

どぅくさぁや館2階に開設した「病児・病後児室」の室内

5月、龍郷町ファミサポ
町内在住、医師許可得て利用

 「龍郷町ファミリー・サポート・センター」は、2021年10月から「病児・病後児の預かり」を開始した。今年4月まで預かりの依頼はなかったが、5月に初めて病児・病後児預かり依頼が2件あり、1歳児、11カ月児2人を預かった。担当した同センターでアドバイザーを務める中原千恵美さんは「問題なく預かることができた」と話した。

 「医師から病児・病後児の預かりの利用の許可を得たときのみ利用することができる」としている。

 龍郷町社会福祉協議会が町からの委託を受けて、20年4月から「龍郷町ファミリー・サポート・センター」の運営を開始した。町社協事務所がある町保健福祉センターどぅくさぁや館内に同センターを開設した。

 病児・病後児の預かりは、どぅくさぁや館2階に「病児・病後児室」を開設し、預かりを行った。

 中原さんによると、昨年10月の開設時にチラシを全戸配布して町民に周知を図り、今年3月に発行した「ファミサポだより」第6号の中にもチラシ内容を掲載し、全戸配布して周知した。

 チラシ冒頭には「子どもが発熱して保育園・幼稚園・小学校を休まないといけない。しかし、仕事もどうしても休めない…。そんなときに利用できる」「もしものときのために会員登録をし、事前にサポート会員さんとマッチング(顔合わせ)をしておくこともできる。詳しくはファミサポにお尋ねください」との内容を掲載している。

 病児・病後児の利用会員の要件は▽龍郷町に住んでいる人▽原則生後2カ月~12歳(小学校6年生)までの子どもを預かる。

 病児援助活動の基本的な流れは①病院受診(保護者は、必ず子どもを医療機関で受診させる)②ファミサポに預かり依頼をする③病児依頼連絡票の提出④事前打ち合わせ(どぅくさぁや館で、アドバイザー、サポート会員と子どもの症状や援助内容など細かく打ち合わせを行う)⑤援助活動(サポート会員は事前打ち合わせの内容に沿って援助活動を行う)⑥援助活動報告書の控えを渡す⑦報酬の支払い―など。

 相談、問い合わせは、中原さん電話080―2792―0369、町社協電話0997―62―5020へ。