和泊町の本部さん前さん感謝状

法務省人権擁護局長感謝状を受け取る本部玲子さん(右)=和泊町役場=

人権擁護委員として長年活動 法務省

 【沖永良部】長年の人権擁護活動の功績が認められたとして、和泊町の人権擁護委員、本部玲子さん(66)と前幸貴さん(71)の2人に法務省人権擁護局長感謝状が贈られた。23日、同町役場町長室で伝達式があった。

 人権擁護委員は、各市町村長の推薦を経て法務大臣が委嘱。地域の人権思想を広める活動や人権が侵害された場合の相談、救済活動をボランティアで担っている。本部さんと前さんは、2012年10月から人権擁護委員を務めている。

 伝達式には、本部さんのみ出席。前登志朗町長は「忙しい中、時間を作り活動に尽力してくれている。今後も頑張ってほしい」と感謝を述べた。

 鹿児島地方法務局奄美支局の仲宗根春喜支局長から感謝状を受け取った本部さんは「学校での人権教室が一番大事だと考え、活動してきた。小さい頃から正しい人権感覚を身につけてほしい」と述べた。