「小宿中校区を花いっぱいに」

通学路でもある沿道に、ヒマワリの苗が児童生徒らによって一つひとつ、丁寧に植えられた(25日、県道79号名瀬瀬戸内線沿道)

沿道にヒマワリの苗200本植える
下方地区青少年育成連協

下方地区青少年健全育成連絡協議会(永元和幸会長)は25日、奄美市名瀬小宿を通る、県道79号名瀬瀬戸内線沿道に、ヒマワリの苗を植えた。参加者は、小宿中学校の伊口裕喜教頭、地元学童野球チームに所属する小宿小の児童、小宿中の生徒、その家族の他、保護者でも同会会員ら約50人が参加。児童生徒の通学路でもある同沿道が、コロナ禍でも明るくなればと、ヒマワリの成長に期待を込めながら、一つひとつ丁寧に苗が植えられていった。

同協議会は、学校・家庭・地域が一体となって青少年の健全育成活動を自主的・効果的に展開することを目的に1997年発足。同地区の啓発活動・環境浄化・美化活動、関連機関との連携・調整並びに共通実践などの各活動を行っている。

天候に恵まれたこの日の午前8時ごろ、小宿郵便局前に参加者が集合し、同線沿道に展開。保護者らが苗を運び、児童生徒らがそれを植えるといった作業を協力しながら、約200本のヒマワリの苗が、一つひとつ丁寧に植えられた。

同会によると、今回の沿道への花の苗植えは、「小宿中校区を花いっぱいにしよう」をスローガンに、児童生徒を中心としたボランティア活動で、昨年に続き2回目。前回は、サルビア、マリーゴールドなどを植えていたが、今回はヒマワリのみの苗植えを実施。小宿小・中学校の児童生徒の通学路でもある同道路沿道にヒマワリを植えることで、「コロナ禍の中でも、少しでも明るく元気に通ってもらい、地域の大人たちにも喜んでもらえれば」という願いが込められているという。

昨年に引き続き参加した小宿小4年の清水勇信くん(9)は、苗植えの作業を終えて「(通りを通る)みんなに観賞してもらえるよう、元気にヒマワリが成長してくれれば」と笑顔で答えた。

ヒマワリは、8月下旬に咲く予定だという。