ヨットのミニレースを楽しむ子どもたち
瀬戸内町阿鉄 レースでは清水・多島ペア優勝
瀬戸内町教育委員会主催のヨットセイリング体験が26日、同町阿鉄海岸であった。町内の小学生10人が参加。ヨットの操作方法の習得や対岸での海水浴を楽しみ、白熱したミニヨットレースで瀬戸内の海を満喫した。
ヨットでのセイリング体験や海辺の生物観察を行うことにより、大島海峡の豊かな自然を再確認することと、協力し合う心を育てることが目的。
15年ほど前に「瀬戸内海洋少年団」のヨット教室としてスタート。2010年に設立したNPO法人セイラビリティ奄美(高野洋志代表)が引き継ぎ、現在は同町から委託され毎年開催している(昨年はコロナ禍のため中止)。
参加者10人は、風を帆に受けて走る2人乗り小型ヨットに指導者と共に乗り込み、操作方法を学んだ。午後には、子ども同士がペアになり、5艇のヨットでミニレースを楽しんだ。時々衝突しながらも、子どもたちは手慣れた手さばきでヨットを自在に操縦。歓声をあげていた。
阿木名から姉妹で参加した山口珠侑さん(阿木名小6)は「風にあおられて落ちそうになったが楽しかった」と、妹の那菜さん(同5)、理緒さん(同3)と笑顔で話した。
セイラビリティ奄美は、町やロータリークラブなどの支援で、現在ヨットを7艇所有。高野代表は「2年ぶりだったが事故もなく無事に終わった。所有艇を増やし、コロナの様子を見つつ今後も盛大にやりたい」とセイリング体験を振り返った。
レース結果は以下の通り(敬称略)。
▽1位=清水翔大(阿木名小5)・多島海翔(古仁屋小5)▽2位=田畑実奈都(伊子茂小6)・幸本歩夢(油井小4)▽3位=與島きらら(伊子茂小4)・山口珠侑(阿木名小6)