宇検村で「ケン復隊祭り」

ライブや大抽選会でにぎわった「ケン復隊祭り」

山や海の自然に感謝
ライブや大抽選会にぎわう

ケンムンの館主催の「ケン復隊祭り」が26日、宇検村の同館であった。奄美に伝わる妖怪「ケンムン」を活用したイベントメンバー・ケン復隊員らが集まり、ライブや大抽選会などににぎわい、海や山などの自然に感謝した。

ケン復隊はケンムン復活隊の略で、奄美に伝わる妖怪「ケンムン」を活用したイベントを通し、便利な世の中になって失ってしまった自然から感じる力を取り戻そうとする活動。5月1日からは第一弾企画として、宇検村にある6体のケンムン像を探しながら謎解きに挑戦する体験型ゲーム「ケンムン謎とき」を開始。村内の子どもたちを中心に約300人が参加していた。

祭りは第一弾企画の総決算として実施。同館管理者で一般社団法人巡めぐる恵めぐるの新元一文代表理事は冒頭、「人が豊かになり最近はケンムンが見えなくなった。活動を通して海や山の自然に感謝し、ケンムンを復活させていこう」とあいさつした。

会場では、地域の食事を提供する出店などが並び、地場産野菜や加工品も通常価格よりお得に売り出された。ライブでは、ベッチェ生元さん、サーモン&ガーリック、カサリンチュの村山辰浩さんが登壇し、夏本番に向けた元気なステージを届けた。大抽選会では、地元事業者らが提供のエコバッグ、絵ハガキセット、石けん、焼酎グッズなど88セットを用意。一般来場者を交え、ジャンケンでの争奪戦を楽しんだ。

第一弾のテーマは「健」。今年度は「見」「賢」と残り2イベントを計画している。