「社会を明るくする運動」出発式

北大島保護区保護司会龍郷支部が「社会を明るくする運動」出発式を行った(1日、龍郷町役場)

生きづらさを生きていく
北大島保護区保護司会龍郷支部

 北大島保護区保護司会龍郷支部(平岡馨支部長)は1日、法務省が主唱する第72回「社会を明るくする運動 ~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~」の出発式を、龍郷町役場正面玄関で行った。平岡支部長、松田秀樹会長、竹田泰典町長、則敏光副町長他、同町職員、保護司らが参加。昨年に続く運動テーマ『生きづらさを生きていく』の言葉の下、同支部の保護司らが、町内の各小中学校・郵便局・派出所を巡り、啓発活動を行った。

 「社会を明るくする運動」は、犯罪や非行の防止、罪を犯した人たちの更生に対し理解を深め、地域住民の参加を求めるとともに、犯罪や非行のない明るい社会を築こうと全国で展開。今年、宇検村で同会による同運動の結成式が行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染を考慮し、中止が決定。しかし、支部ごとの啓発活動は実施されており、今回同支部は、7月の強調月間が開始されるこの日、出発式を開催した。

 同役所での出発式に先立ち、松田会長は「龍郷支部の保護司は定員6人に対し実数8人となっているが、全国的には欠員の確保が課題となっている」と述べ「龍郷町役場、保護司OBなどの力により伝統を守り後輩にバトンタッチされ、今の活動につながっている」と評し、同支部に感謝の意を伝えた。

 竹田町長は「地道な活動されている皆さんに、まず敬意を表したい」と述べ「住みやすい町、さらに安心安全な町になるよう、ご尽力賜りますようお願い申し上げたい」とあいさつした。

 式後、参加者は車で役場を出発し、戸口小学校をはじめとした町内の小中学校を訪問。啓発活動の一つである作文コンクールの参加を呼び掛けるとともに、各郵便局、駐在所・派出所を回った。