瀬戸内町産のパッションフルーツを試食する塩田知事(左)
「かごしまブランド」の甘さPR
瀬戸内町
【鹿児島】瀬戸内町の鎌田愛人町長らが5日、県庁を訪れ、塩田康一知事に同町の特産品であるパッションフルーツを贈呈した。
パッションフルーツは同町の特産品で、県内では奄美市に次いで2位の生産量がある。「かごしまブランド」にも指定されており、贈答品などで全国から注文があるという。
試食した塩田知事は「甘いですね」と糖度の高さに関心を持った。「今年は特に糖度が高くて18度ありました」と鎌田町長。冬場の日照不足の影響などで、例年6月中旬ごろから出荷が始まるが、2週間程度遅れた。その分、品質はより高まり、例年の17・5度より糖度が上がった。ハウスが約40㌧、露地が7㌧ほど、例年並みの生産量が今年は見込まれているという。
パッションフルーツは群島内の果樹で唯一「かごしまブランド」に指定されている。後継者、営農者不足は農業全体の課題だが、瀬戸内町では営農支援センターを設立し、国の補助を受けながら、営農者の育成などにも取り組んでいる。鎌田町長は「かごしまブランドにも指定されたパッションフルーツ。引き続き農業振興にご協力いただきたい」と塩田知事に要望していた。