記録会後「じゃんけん大会」も行われた(4日、名瀬運動公園・陸上競技場)
10周年を記念し参加者全員で記念撮影(同)
奄美市名瀬地区で活動するNJ陸上クラブ(本山末男代表、25人)が4日夜、設立10周年を記念した記録会を同市名瀬運動公園内陸上競技場で開催した。児童生徒ら会員の他、計測・記録係として協力、参加した保護者など計37人が参加。普段はタイムにこだわらない、フォーム、体づくりを中心とした同クラブだが、参加者たちは、日ごろの練習の成果を発揮。記録を通し発足10周年を祝した。
前身の「長浜ジュニア陸上クラブ」にちなみ「NJ」と命名された同クラブは、本山代表と、選手兼コーチを務める川元英理子事務局長(42)を中心に、運動経験のない児童でも気軽に参加できるクラブを目指し、2012年5月発足。中学生・一般参加もあり、順位やタイムにこだわらない方針の下、ラグビー、テニスボールの投てきなども取り入れ、運動する喜び、楽しさを参加者たちに伝えている。
この日の記録会は、10周年を祝すとともに日ごろの練習成果を発揮し、競技会に参加したことがない会員の経験とともに、会員、保護者らの交流を目的に実施。▽100㍍走▽1000㍍走▽200㍍走(中学生以上)▽400㍍走の4種目が行われ、競技終了後、参加者一人一人に記録証が手渡された。他にも、児童らにはお菓子が配られ、じゃんけん大会も実施された。
本山代表は「クラブでは、記録にこだわらないフォームを意識する大切さを教えており、小学生なら将来、陸上に限らない運動全般で力を発揮出るよう指導している」とし、「10年間続けてこられたが、次の代に引き継げるよう、今後も運営を頑張りたい」と話した。
1000㍍走に参加、将来箱根駅伝の出場を目指しているという名瀬小4年・勇廣晟(こうせい)くん(9)は、「(きょうの記録会では)自分が目指していたタイムが出てうれしかった」と笑顔。そして「クラブ活動は楽しい。今後も参加を続けたい」と話した。