一夜限りのサガリバナ開花

奄美市市民交流センター敷地内に植えられているサガリバナ。淡い紅色の花が開花=7月5日午後10時22分ごろ撮影

周囲に芳香放ち、見物客
市民交流センター敷地内

 〇…奄美市名瀬柳町にある奄美市市民交流センター敷地内に植えられたサガリバナが開花を続けている。夜間に白色、淡い紅色の花を咲かせ、朝方までには散る一夜限りの花は、周囲に芳香を放つ。5日午後10時すぎに写真撮影に行くと、見物客がいた。数本のサガリバナは、白色や淡い紅色の花を咲かせ、花が垂れ下がり、芳香を放っていた。

 〇…同センターで生涯学習指導員を務める森田紘一さんによると、サガリバナは27本植えられており、今年は5月10日ごろから開花が始まった。夜9時ごろから開花が始まり、翌朝3時ごろに咲いた花が散り始め、朝方までには散る。

 〇…森田さんによると、枯らさないように毎日水をかけ、月1回は液肥を与えている。同センターが工事中だったときには、サガリバナは笠利町の土地に移植されたり、大きな容器に移して名瀬公民館伊津部分館に置かれていたという。サガリバナは、順調にいけば10月ごろまで開花を続け、市民の目を楽しませることになりそうだ。