池袋西口で「奄美フェス」開催

「島のブルース」などで盛り上がるフェスの会場

大成功を報告する主催者とスタッフたち

大勢の来場者でにぎわう
シマ唄流れ特産品や飲食ブース

【東京】豊島区池袋で「奄美フェスタTOKYO2022」と銘打ったイベントが、3日に開催された。シマ唄が流れるなかで、来場者たちは特産品や飲食ブースで奄美を堪能していた。

イベントは、「祝・世界自然遺産登録記念」とされ、同区池袋西口公園野外劇場(グローバルリングシアター)を舞台に展開された。(一社)結いの島とAMAMIパブリックレーションズ㈱が共催、豊島区と奄美群島広域事務組合が後援した。東京の猛暑日の連続記録を更新した当日だったが、数多くの人が訪れた。「フェス」独特の雰囲気と、時折吹く心地よい風に誘われるよう幅広い年齢層に交じって、出身者も。「はげ~!久しぶり」と笑顔を交わしていた。

入り口では、スタッフが来場者へアルコール消毒の対応。ステージには牧岡奈美さん、森永あすかさん、藤田晶さん、久永さとみさんらが続々と登場。出身地が映し出されるスクリーンのもとで熱唱。タナカアツシさんも女性出演者をダンサーに「大島エレジー」を披露した。

都内から参加した70代の男性は「郷友会も全くないから、みんなに会うのも2年ぶりかな。主催者に感謝です」と再会に声を上げていた。黒糖焼酎や鶏飯のほか、創作料理も用意された飲食ブースには列ができ、ちゃずさんのライブペイント、物販ブースにもたくさんが足を止めていた。大都会に響くシマ唄を耳に、大勢が奄美を満喫していた。

「六調」アンコールの「島のブルース」で大盛況に。「多くのボランティアスタッフ、若者たちのおかげで大成功した。来年もやりたい」との主催者のあいさつで閉会した。