いっちゃむん市場利用者20万人突破

くす玉を割り、利用者20万人突破を喜ぶ同市場関係者や利用客ら(提供写真)

 

 

加計呂麻島 オープンから7年足らず
島民や観光客ら利用

 

 瀬戸内町加計呂麻島瀬相の農林水産物直売所「いっちゃむん市場」で8日、買い物利用者が延べ20万人を達成し、節目の客となった同島芝集落の東由美子さんに同市場から記念品などが贈呈された。時々、野菜などの買い物をするため、同市場に立ち寄るという東さんは、20万人目の利用者となったことに「びっくりしました。島内で買い物できてとても助かっています。うれしい」と話し喜んだ。

 同市場は、2015年11月にオープン。地元住民にとって貴重な買い物施設となっており、店内には、地場産野菜などの農産物や加工品などが並ぶ。町営船「フェリーかけろま」の待合所前という立地から、同島の観光案内なども行っており、島を訪れた観光客らがお土産を買い求めるため利用することも増えるなど、島の活性化に欠かせない存在となっている。

 16年7月に利用者が2万人に到達したのを皮切りに、17年7月には5万人を突破。今回、オープンからわずか7年足らずで20万人の大台を達成した。

 同市場に地場産野菜などを出荷する生産者組合会長の川島博さん(勢里集落)は「地域の皆さんや観光客に利用してもらい感謝している。これからも地域の活性化に貢献できればと思っている」と話している。