徳之島子ども音楽フェスティバル

練習の成果を発表し合った第15回徳之島子ども音楽フェスティバル=9日夜、徳之島町文化会館

県コン前に演奏交流5校約100人出演

【徳之島】第15回「徳之島子ども音楽フェスティバル2022」(徳之島町文化会館および徳之島音楽教育研究会主催)が9日夜、徳之島町文化会館ホールであった。島内の小・中・高5校の吹奏楽部や音楽部、ゲストを含め約100人が出演。県吹奏楽コンクールに向けた特訓の成果も堂々と披露し合い観客たちを楽しませた。

「音楽を愛する子どもたちを地域が支える音楽会」。学校間の演奏交流と地域への発表と併せ、夏の県吹奏楽コンクールなどひのき舞台にも向けて舞台経験を深めるのも目的。新型コロナ禍で直前の出場辞退校があったが、入場観客数も客席の約半分の約380人に制限した。

発表は、樟南第二高校吹奏楽部の「アルタミラ」(八木澤教司作曲)の軽快な演奏で開演した。亀津小吹奏楽部、天城中吹奏楽部、徳之島高校音楽部、亀津中吹奏楽部の計5校が次々と出演。県コンクールに向けて練習を積み上げている課題曲や自由曲の仕上がり度もそれぞれ披露して、称賛の拍手を浴びた。

今回は、ミュージックワイド音楽教室(同町亀津)の講師陣(小田まみ・指宿桃子・榮村和祉さんら3人)もゲスト出演。ピアノ・声楽の「いのちの歌」(竹内まりあ作詞・村松崇継作曲)と、ピアノ・鍵盤ピアニカ・パーカッションによる「情熱大陸」(葉加瀬太郎作曲)で魅了し花を添えた。

観客の50代女性は「身内の出演もあり、感染予防を徹底しつつ来場。子どもたちの熱心な演奏が、コロナ禍の憂さを癒してくれた」と話していた。