龍郷町ファミサポ

開設から2年以上が経過した「龍郷町ファミサポ」。利用会員登録が100人を突破した。子どもを預かるファミサポ室内の様子(資料写真)

 

 

利用会員登録100人を突破
「地域で子育て支援」順調に推移
サポート会員登録は54人

 

 2020年4月1日から運営開始した「龍郷町ファミリー・サポート・センター」は、発足から2年以上が経過した。今年6月30日現在の利用会員(育児・家事の援助を受けたい人)登録人数は100人を突破して105人に増えた。一方、サポート会員(育児・家事の援助を行いたい人)登録人数は54人となっている。利用会員、サポート会員の両方に登録している「相互会員」が3人いる。情報発信手段として始めた「龍郷町ファミサポだより」は今年6月発行で第7号を数え、会員らの親睦を図る「ファミサポ交流会」&イベント(虫よけスプレー作りなど)も開催してきた。地域で子育てを支援していくことを目的に開設された同センター運営は、順調に推移している。

 2021年度(21年4月~22年3月)の年間活動実績は、合計活動件数308件。内訳は、「保育所・学童(放課後児童クラブ)までの送迎」が一番多く142件、次いで「保護者の外出または病気の場合の預かり」82件、「保育所等及び放課後児童クラブ終了後の預かり」33件、「産前産後時育児等の援助」6件、「その他」45件。

 利用会員とサポート会員との連絡調整し、援助活動を支援しているアドバイザーの中原千恵美さんによると、今年4月1日~6月30日の活動実績は、合計活動件数65件。内訳は「保護者の外出または病気の場合の預かり」29件、「保育所・学童(放課後児童クラブ)までの送迎」22件、「保育所等及び放課後児童クラブ終了後の預かり」8件、「子どもの病気時の預かり」2件、「その他」(保育所休園時や保護者が仕事のための預かり)4件。

 利用会員の声の一例は「(預ける際に)バイバイする時は毎回泣いている娘ですが、いつもすぐに泣きやんで遊んでいますと連絡を受けて安心している。預けている時も写真や動画付きで連絡をいただけるのもうれしい。周りに頼れる人がいないので、ファミサポがあって良かった」(20代女性)。

 サポート会員の声の一例は「今を頑張るパパ・ママたちに少しの時間でも安心してお出かけや用事ができるように安全に気を付けてサポートするよう心掛けている。年齢は違っても子どもたちはみんなかわいい表情や動きがあり、私も元気をもらって貴重な時間を過ごさせてもらっている」(40代女性)。

 情報発信の充実対策として、昨年3月から「インスタグラム」(@tatsugofamisapoで検索)を始めた。ホームページ等でも情報発信している。

 今年6月初旬、サポート会員を対象に「スキルアップ研修」を開催。改めて子どもの病気、子どもの発達、けがの手当て方法、心肺蘇生法などを学んでもらった。