奄美地区児童クラブキャリアアップ研修会

アダンの葉で「ヘビ」作りに挑戦する参加者ら

奄美の昔遊び伝えて

奄美地区児童クラブ連絡協議会(川内美和子会長)は10日、2022年度「キャリアアップ研修会」を奄美市名瀬の奄美観光ホテルで開いた。午前の部は、青葉児童クラブの主任指導員、田間美沙緒さんを講師に招き、演題「遊びから見た、子どもの発達と安全確保」の講演。午後の部は、川内会長と指導員の西紀美子さんが講師となり、演題「昔から伝わる奄美の遊び」の実技が行われた。児童クラブの指導員など45人が参加し、講演に耳を傾け、実技では奄美の昔遊びを体験した。

講演では①子どもにとっての「放課後」とは②「放課後児童クラブ運営指針」から見た子どもの遊び③遊びに関わる指導員の役割④日々の生活の中での安全対策―などの講話を聴いた。実技では、手づくりのおもちゃ「ハブの卵」や、アダンの葉を使った「ヘビ」作りを体験した。

川内会長は「児童クラブの安全と、昔の遊びの伝承を目的とし、研修を開催した。夏休みに向け、自然にあるものを使った昔遊びを、伝えていって欲しい」と呼び掛けた。

朝日小第2ひまわりクラブの森愛さんは「去年はアダンの葉を使った『指輪』や『風車』、今回は『ヘビ』の作り方を教わった。実際に子どもたちに教えていきたい」と話した。