キビ増産へ推進対策本部設置

キビ増産に向けて推進対策本部の設置を決めた理事会メンバー=知名町=

今期生産量8万8千㌧見込む
沖永良部対策本部理事会

 【沖永良部】2022年度沖永良部さとうきび生産対策本部理事会が12日、知名町のあまみ農協知名事業本部会議室であった。今年度の事業計画を承認し、キビ増産に向けた推進対策本部の設置を決定した。

 理事会には、キビ生産対策本部の福茂治本部長、今井力夫知名町長、前登志朗和泊町長、南栄糖業の武吉治社長ら7人が出席した。

 事務局によると、22年産のキビ生産見込みは、今月1日現在、生産量8万8209㌧(和泊町3万6807㌧、知名町5万1402㌧)。栽培面積は1781・59㌶(和泊町769・20㌶、知名町1012・39㌶)。10㌃あたりの単収は4・951㌧(和泊町4・785㌧、知名町5・077㌧)。農家戸数は1062戸となっている。

 質疑では、近年増加しているハーベスターによる事故を防ぐための検査体制の構築を求める意見が出た。

 福本部長は「梅雨時期に多くの雨が降り、キビも良く育っている。夏場はさらに水が必要になるので、かん水をしっかり行ってほしい」と語った。