「今帰仁スイカ」届く

カメラに向かってスイカのおいしさを伝える国頭小の子どもたち=和泊町=

「甘くておいしい」 国頭小(和泊町)と兼次小(沖縄県)オンライン交流

【沖永良部】和泊町立国頭小学校(中村健三郎校長)の6年生11人と沖縄県の今帰仁村立兼次小学校の5年生20人が12日、給食時間にオンラインで交流した。国頭小の子ども達は、今帰仁村から届いたスイカを味わいながら、親睦を深めた。

友好都市協定を結んでいる和泊町と今帰仁村では、昨年から地元の特産品を交換する食材交流プロジェクトを行っている。今年3月、和泊町は特産品の「赤土バレイショ」300キロを今帰仁村へ送り、11日、今帰仁村の特産品「今帰仁スイカ」23玉が同町に届いた。

交流会では、兼次小の子どもたちがスイカにまつわるクイズを出題。バナナやブドウなどの果物と糖度を比較した結果を発表し「バナナの糖度は18度で、ブドウは17度だった。今帰仁スイカは11度で、ほどよい甘さでたくさん食べられる」と説明した。

国頭小の子どもたちは、同小にある観光スポット「日本一のガジュマル」のほか、郷土学習の一環として取り組んでいる黒糖づくりや汐干し(塩作り)学習を紹介した。

質問タイムでは、国頭小の児童が「スイカは野菜なの?果物なの?」と質問し、兼次小の児童が「まだ謎の部分もあるので、わかったら連絡します」と答えた。

スイカを味わった国頭小の児童らは、全員で「今帰仁スイカ、最高」とカメラに向かっておいしさを伝えた。

6年の名越菜桜さん(11)は「甘くておいしい。スイカについて知らないことが多かったが、今日で詳しくなった」と話した。

この日は、町内の小中学校の給食で今帰仁スイカが振る舞われた。