学校で終業式

初めての通知表を受け取る益田くん

リモートでの校長の質問に、手を上げ答える児童たち

「充実した夏休みにして」
リモートで式実施も

 奄美群島各地の小中高校で20日、1学期の終業式が行われた。新型コロナウイルスの感染対策のため、リモートにより式を実施する学校もあった。子どもたちは1学期の学校生活を振り返るとともに、今後の課題を確認。夏休みの注意事項などの指導を受け、旅行や海水浴といった楽しい夏休みの予定に期待を膨らませた。

 奄美市名瀬の伊津部小学校(山田吉夫校長、児童195人)は、新型コロナウイルス感染対策のため、リモートで終業式。山田校長は「規則正しい生活を心掛け、新しいことにも挑戦し、充実した夏休みにしてください。2学期には全員元気な姿を見せてください」とモニター越しに呼び掛けた。

 児童代表の時山星来さん(6年生)は、初めて最上級生として迎えた1学期を終えて「下級生と関わる中で、最上級生としての自覚ができた」と振り返り、「2学期はさらに多くの思い出を作りたい」と話した。

 式後、1年生の教室では担任から「25㍍泳げるようになりました」や「今の調子で頑張りましょう」など、一人一人に声を掛けながら、初めての成績通知表が手渡された。

 通知表を受け取った、益田桐李くん(1年生)は「初めての小学校は、友達もたくさんできて楽しかった。夏休みは家族で海に遊びに行きたい」と笑顔を見せた。