沖縄復帰50周年記念写真展

奄美沖縄県人会主催の「沖縄日本復帰50周年記念写真展」の様子。来場した会員

奄美沖縄県人会が開催

奄美沖縄県人会(前川順英会長)主催の「沖縄日本復帰50周年記念写真展」が24日、奄美市名瀬のAiAiひろば2階ホールで開かれた。1972(昭和47)年5月15日に沖縄県が日本復帰して今年は50周年の節目を迎えた。写真展では、合計199枚の写真を展示。「復帰の日」に前身の名瀬在住沖縄県人会メンバーらが旧名瀬市で船団パレード、市内を練り歩く祝賀パレード、記念式典、祝賀会などに参加した様子を撮影した写真を展示したほか、他界した多くの1世会員らが写った昔懐かしい写真などを展示した。また、写真をまとめたDVDも視聴した。

開会あいさつした前川会長(63)は「写真展を開催したきっかけは、今年の5月15日の復帰50周年に合わせて(新聞、テレビ各社から)取材を受け、昔の県人会会員の写真を提供したこと。会員の自宅に保管されている昔の写真をより多く集め、写真集の作成を計画していきたい。今回の写真展はその第一弾。協力をお願いしたい」との内容を述べた。

写真は、A4判に拡大し、ラミネートを施した。

前身の名瀬在住沖縄県人会は、1956(昭和31)年に設立総会が開かれ、今年で創立66年を迎える。写真展では▽昔の総会の集合写真・合同年の祝い・敬老会の写真▽魚をさばく女性会員の写真▽魚を売り歩く女性会員の写真▽会員の結婚式▽舟こぎ競争に出た会員の写真▽名瀬漁協運動会の写真―のほか、近年の合同年の祝いなどの写真も展示した。

来場した会員は、1世会員らの写真を懐かしそうに見ていた。