鹿児島大会準V 大高野球部が凱旋

鹿児島大会準優勝を報告する大島高校野球部ナイン

島の応援、支えに「感謝」

第104回全国高校野球選手権鹿児島大会で準優勝に輝いた大島高校野球部が25日午後、地元・奄美大島に凱旋した。奄美市笠利町の奄美空港では同校野球部の関係者が、選手らを温かい拍手で出迎えた。チームは保護者や地域の応援・支えに感謝した。

選手らは鹿児島発のJAL3729便で午後0時45分ごろ到着。塗木哲哉監督以下、選手らがロビーに姿を現すと、関係者から「感動をありがとう!」といった声が飛び交い、通りがかりの観光客からも大きな拍手が沸き起った。

空港前では解散式を実施。大島高校野球部保護者会の武田英樹事務局長は「島民は感動を覚えた大会。素晴らしい試合だった」と選手を労った。

あいさつした武田涼雅主将は「甲子園を目指してきたが準優勝と一番悔しい形になった」と大会を報告。「一試合目から決勝戦まで本当にありがとうございました。3年生はこれから気持ちを切り替え次の道に。自分たちの目標だった春夏甲子園は、後輩たちが成し遂げてくれると思うので、今後も大高を応援してください」と前を向いた。

塗木監督は「自分たちらしさは出せた」と選手を称え、「大切なのは野球を通して子どもたちが何を学んでくれたか。そのことを次に生かしてほしい。応援ありがとうございました」と感謝を示した。

3年生はこの日をもって解散。1・2年生の新生野球部は、26日から練習を再開、始動する。