パルクールアスリート泉ひかりさん

(左から)観光協会の東山輝昭会長、泉ひかりさん、観光協会の西温子事務局長=知名町=

ワールドゲームズで銅メダル おきのえらぶ島観光協訪問

【沖永良部】沖永良部2世でパルクールアスリートの泉ひかりさん(26)が28日、知名町のおきのえらぶ島観光協会を訪れ、今月11日に米アラバマ州バーミングハムで開催されたワールドゲームズのパルクール女子スピードランとフリースタイルの両部門で銅メダルを獲得したことを報告した。

ワールドゲームズは、夏季五輪・パラリンピックの翌年に開催される。五輪に採用されていないが、世界的に普及している競技種目で世界最高水準のアスリートが競い合う。今大会では、日本から全22競技に142選手が出場し、金メダル10個、銀メダル11個、銅メダル12個を獲得した。

パルクールはフランス発祥のスポーツ。壁を登ったり、障害物を飛び越えたりする時のスピードやパフォーマンスを競う。2028年ロサンゼルス五輪の正式競技採用が有望視されている。

昨年11月におきのえらぶ島観光親善大使に任命された泉さんは「私にとって沖永良部島は帰ってくるべき場所。メダルを持ってくることができてうれしい。島のことを多くの人に知ってもらえるよう、次の大会でも良い結果を残したい」と話した。

観光協会オリジナルのシャツとタオルをプレゼントした東山輝昭会長は「泉さんの活躍が、そのまま沖永良部島を世界にPRすることになる。さらに上を目指して頑張ってほしい」と激励した。