宇検村第1回公共交通会議

グリーンスローモビリティを中心に協議がされた22年度第1回「宇検村地域公共交通会議」(4日)

今年4月から本格運用されている「グリーンスローモビリティ」(マジンスローカー)

券発行し料金負担も
「グリスロ」小学生以下、70歳以上住民

宇検村は4日、同村役場会議室で2022年度第1回「宇検村地域公共交通会議」(会長・元山公知村長)を開いた。村職員他、国土交通省、地元利用者代表、関連機関の委員など計17人が出席。今年4月から本格運用されている「グリーンスローモビリティ」(グリスロ)=愛称・マジンスローカー=を中心に協議は進行。利用料金、運行エリア、観光利用など議案の全てが承認された。

同会議は、村内の公共交通の運行規則などに関する案件(路線バスの時間帯、停留所変更など)発生時に、同会委員を招集し実施。ここ数年は年2、3回の開催となっており、バスの小型化、増便、デマンド運行(事前予約がある場合のみ運行)などが協議されてきた。

会議では、グリスロに関して、▽平日利用料金▽田検バス停まで運行エリアの拡大▽観光利用時の三つのコース案と料金―などを協議。他にも路線バスについて、▽ケンムンの館乗り入れ料金▽芦検住宅前通過時の料金―などについて話し合われた。

グリスロの平日利用時の料金は、1日100円となり、10月から導入予定。ただし、村内に居住する小学生以下、または、70歳以上の住民に対しては、村が利用者券を発行し、料金を負担する。

その他会議では、グリスロの今年4月から7月までの運行回数、乗車数などの運行状況を報告。利用時間帯が午前中に偏っていることから、午後の空き時間に、「デイサービスを利用する高齢者の補助的運用が出来ないか」といった意見も出された。