「全国高校総合文化祭東京大会」に参加

「とうきょう総文」閉会式で堂々のあいさつをする、有田さん

鹿児島県での次年度開催を仲間たちとアピールする、大高メンバー

「大高ジャーナル」と誇らしげに。左から、東島(はるしま)ひとみ教諭(副顧問)、有田さん(隣)、赤井さん(下)、関さん、池ノ上教諭(顧問)

 

大島高新聞部 「大高ジャーナル」アピール
酷暑のなか奮闘

 【東京】県立大島高校新聞部(池之上博秋顧問)は、千代田区で開催された「全国高校総合文化祭」に参加。部員たちは「大高ジャーナル」を全国の仲間たちにアピール。2年生部員の有田結愛(ゆめ)さんは、閉会式で次年度開催県代表としてあいさつした。
 
 同高校新聞部(部員13人)が参加したのは「第46回全国高等学校総合文化祭東京大会」。芸術文化活動を行う高校生の文化の祭典だ。その新聞部門の大会が、三輪田学園中学校・高等学校で1日から3日まで行われ、鹿児島県で最高賞(3年連続)に輝いたことにより参加したもの。

 有田さんのほか、同じく2年生の関佳世さんと赤井洸太さん。3人は初日に生徒交流会、交流新聞班別編集会議に出席。2日目は全国の仲間に交って「交流新聞」を制作するため、取材活動。有田さんは新宿区へ、関さんは中央区、赤井さんは千代田区へ。「多文化共生都市・新宿」「日本橋・金融街と歴史的建造物」などのテーマに沿って、班の仲間と共に精力的に動いた。

 最終日の3日、その汗の成果が反映された新聞が、講堂で講評された。生徒らは、ライバルたちと関わった紙面に目を輝かせ、拍手と歓声が沸き起こっていた。

 閉会式では、県新聞部門生徒実行委員長として有田さんが登壇。「南国らしいおもてなしを考えております。全国の高校生記者に鹿児島の良さを知ってもらえると思うと、ワクワクしています」と数百人を前に堂々と話した。また、会場の廊下には各高校の新聞が掲示され「大高ジャーナル」も誇らしげに展示されていた。「刺激になり、楽しかった。これを生かしたい」と口をそろえた3人に、新聞制作での気概を聞いた。「読みやすい原稿を」(赤井さん)。「初めて読む人でも理解できる丁寧さ」(関さん)。「奄美の良さ、学校の良さを伝えたい」(有田さん)。

 「熱中症警戒アラート発令」も跳ね返す、揺るぎない記者魂を感じさせてくれた。「学校や地域の活性化と共に、自身も成長してほしい」。池ノ上顧問の思いは、大高ジャーナル紙面で結実するはずだ。