初の夜店形式で「わっきゃが市場」

地元シンガーのサンセット・ライブでも盛り上がった「わっきゃが市場」=6日夕、天城平土野


ちびっ子ら家族連れに人気の「ミニ四駆大会」

ウイズコロナでお祭り気分を
天城町商工会青年部

 【徳之島】天城町商工会青年部(永岡寛治部長)恒例の今年度第1回「わっきゃが市場」が6日夕、同町平土野の「わっきゃが広場」であった。新型コロナ禍の長期化で各種イベントの縮小や中止が続く中、「ウイズコロナでお祭り気分を」と初の夜店形式を採用。ちびっ子らの「ミニ四駆大会」や音楽ライブも交え、若者グループや家族連れでにぎわった。

 「わっきゃが市場(私たちの市場)は、同青年部が同町平土野商店街への誘客促進・再活性化を願い2011年7月にスタートさせた主催イベント。14年度には県地域再生制度(事業)で町商工会事務所沿いに「同広場」(町有地・一部JAあまみ所有)を整備。地場産品や各種フリーマーケットなど交流市を祝祭日などの昼間に開いてきた。

 そして今回、コロナ禍で各種イベントの中止や縮小が続く中、11年目にして初の試みで「わっきゃが市場イン・ザ・ナイト」と銘打って企画。開催時間を午後5時~8時まで設定した。

 平土野港沖の水平線が夕陽に染まり始めたころ、同広場には樟南二高商業科生(有志)ら含む各種フリーマーケットや祭り屋台など計14のブースが開店。並行して繰り広げた初の「ミニ四駆大会」もちびっ子ら家族連れに大人気。広場中央では、サンセットを背に地元シンガーソングライター安田竜馬さん(徳之島町)と禎一馬さん(天城町)のライブ演奏で盛り上がった。

 会場には若者グループや家族連れを中心に延べ約1千人が訪れた(同商工会)。青年部の永岡部長(40)は「夏休みなのに子どもたちと楽しめるイベントや場所も少ない。コロナ疲れの中、ウイズコロナでみんなが楽しめる商店街にしたかった。今後も状況を見ながら企画したい」と満足そうに話した。