「米寿」祝い記念写真贈呈

福山敏裕会長(右)から住元子さんに米寿を祝し、記念写真が贈られた(8日、同市名瀬)

 

奄美市社協 市内139人へ感謝込め

 

 奄美市社会福祉協議会(福山敏裕会長)は8日、米寿を祝し名瀬長浜町在住の住元子さん(86)に、記念写真を贈呈した。赤い羽根共同募金助成金活用事業「米寿写真贈呈」によるもので、応募した市内在住の139人が対象。その一人である住さんの自宅に、福山会長が訪問し「米寿記念写真」を手渡した。

 同社協では、赤い羽根共同募金の助成金を活用し、無料法律相談、子育てサロンなど実施しており、その一環として同贈呈を実施。笠利地区では、約30年前から行われてきた祝賀行事で、昨年度から名瀬・住用両地区も対象となった。目的は、「豊かな地域(シマ)づくりに多大な功績を残してこられた、米寿を迎える方々への長寿の祝いと感謝の意を表すため」としている。 

 住さんは、元小学校教諭。結婚後は、夫の実家の農作業に従事。現在は、同市の生涯学習講座・健寿大学やコーラス講座などに通い、自宅では簡単な筋トレを実施。一番の楽しみは、庭の洋ランなど植物を育てることだという。

 今回の贈呈に対して住さんは、「娘の勧めで応募したが、本当にありがたい。このような記念写真は、一生のうちに何度もないと思う」と話した。