希少動植物の特殊切手寄贈

贈呈額を手に記念撮影=左から中島秀一東城郵便局長、江島局長、安田市長、諏訪哲郎副市長
切手シートのデザイン=日本郵政ホームページより

日本郵政 奄美市などに額入りで
「次の世代へ引き継ぐ一助に」

日本郵政㈱は10日、奄美市に特殊切手「世界遺産シリーズ<第14集>奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の贈呈額を寄贈、安田壮平市長に渡した、江島健名瀬郵便局長は「世界自然遺産登録理由の“生物多様性”をテーマとして、かけがえのない10種類の動植物を切手の意匠として表現、発行した」と説明し、「世界に誇る宝となった奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島の素晴らしい自然を守り、その恩恵を次の世代へ引き継ぐことに、この切手を通じてさらに理解を深めていければ」と話した。

贈呈額は、発行されたばかりの切手シートの周りを奄美大島の名所の写真で飾られたもの。安田市長は「全国での発売は奄美群島のアピールにつながる」と話し、「額は市役所の目立つ場所に飾る。切手は市で購入し公用の郵便にも使用したい」と語った。

現在の特殊切手「世界遺産シリーズ」は、2004年以降に新しく登録された日本の世界遺産を題材として、06年以降第1集から第13集まで発行。今回の第14集は、アマミノクロウサギやルリカケス、アマミイシカワガエルなど、10種類の希少動植物が1枚のシール式シートとなっている。

同日、龍郷町、大和村、瀬戸内町、徳之島町、天城町、伊仙町の各役場にも寄贈され、12日に宇検村役場、15日に県大島支庁に寄贈を予定している。

同特殊切手は、50万シートが発行され、1シート840円(84円切手10種類)で全国の郵便局や郵便局のネットショップなどで購入できる。