合宿で練習に励む選手ら=11日、和泊町柔剣道場=
県内の高校生5人が来島
10月の「とちぎ国体」目指し
【沖永良部】10月に栃木県で開催される「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」のボクシング競技少年男子の部の出場を目指す県内の高校生5人が8~11日、和泊町で強化合宿を行い、フィジカルトレーニングやスパーリングに汗を流した。メンバーは、国体の選考会となる第42回九州ブロック大会(今月25~28日開催)に出場する。
合宿は、沖永良部ボクシング協会(田中米富会長)がサポート。県強化選手で今年の高校総体にも出場した鹿屋工業3年の竹山然選手(18)ら5人が来島した。練習には沖永良部高校ボクシング部の部員ら2人も加わった。
合宿最終日の11日、早朝ランニングを終えた選手らは、同町柔剣道場で練習を実施。フィジカルトレーニングのほか、相手を変えながらスパーリングを繰り返した。
沖永良部ボクシング協会理事長の種子島公彦さん(60)は「県内トップレベルの選手と練習することができて、島の子どもたちにとって良い機会になった。沖永良部から国体選手を出したい」と話した。
コーチを務めた県ボクシング連盟かごしま国体強化委員の田木博文さん(36)は「九州ブロック大会に向け、フィジカルからメンタルまで総合的に強化してきた。本番では積極的な試合をしてほしい」。竹山選手は「自分の弱点を見つめながら集中して練習ができた。九州ブロックはレベルが高いので、一試合一試合しっかり気持ちを作って臨みたい」と語った。