回答率わずか0・4%

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ペットアンケート「引き続き多くの回答を」
島嶼生物多様性保全ネットワーク

「ペット飼養のアンケート調査」を行っている島嶼生物多様性保全ネットワークはこのほど、7月末現在までの回答状況をまとめた。チラシ配布4万世帯からの回答数は180世帯(0・4%)と極めて少なく、同ネットワーク代表の山田文雄沖縄大学農学博士は「『ペット飼養』は人々の社会生活と深く関係してくる。住民一人ひとりが自分のこととして、一緒に考える機会にしてほしい」と、島民にアンケートの協力を求めている。

アンケートは7・8月の2カ月間実施。世界自然遺産に登録された奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島の4地区4万世帯が対象。7月初旬に市町村の告知チラシや情報誌・SNSなどで周知している。

7月末までの回答率が0・4%という現状を受け、各市町村では追加周知を実施。現在までの回答数は累計250世帯に達したが、山田代表は「目標は2000世帯以上」「アンケートでの『生の声』は今後の環境行政への反映にも重要。アンケート結果による勉強会やシンポジウムなどの開催で相互交流ができれば」と、回答数の更なる上積みを期待している。

アンケート内容は、▽ペットの種類や飼養状況▽今後飼養したいペットの種類▽ペット飼養での問題点―など25項目。パソコン・スマートフォン・タブレットから回答できる。回答締切は8月31日まで。9月末までに集計・精査し、その後正式な報告書を作成する。