「徳之島の魅力を発見して」

菊池シェフによるフルコースの一部(提供写真)

徳之島をPRするレストランの入口。円内は、交流会で徳之島の素材や料理について説明する、菊池シェフ

島の食材を生かした有名シェフのフルコースいかが!

 【東京】JAあまみ徳之島事業本部(平山正也理事)、伊仙町(大久保明町長)、徳之島町(高岡秀規町長)は「DISCOVER・TOKUNOSHIMA」とするイベントを中央区のレストランなどで開催。8日には、徳之島の素材を使ったフルコースを味わいながら徳之島の生産者らが参加し、関係者との交流会があった。31日まで。

 同イベントは、徳之島の食材、食を通じ、生産者の想いを伝え、島の魅力を体験してもらおうというもの。8日、日本橋三越本店新館10階のレストラン「代官山ASOチェレステ日本橋店」(中央区日本橋室町1―4―1)で両町長、生産者、企業のオーナーや郷友会から約50人が参加して交流会が開催された。

 「徳之島の食材の豊かさに衝撃を受けました」という、菊池恒毅(こうき)シェフ(同店料理長)によるフルコース(全メニューが徳之島の食材での構成)を堪能。ドラゴンフルーツを使ったドルチェなどが出されるたびに、シェフから料理の説明がされ、生産者の裏話もあった。

 都内で会社を経営する平山徳廣さんは「島の食材が生かされ、とてもおいしかった。季節を変えてやっていただければ、妻も誘ってみたいですね」と満足気に振り返った。ほかの参加者も各テーブルを彩る絶品に笑顔だった。有名シェフによるクリエイティブなメニューが提供されるのは、31日まで。ランチは8500円(総額1万0285円)、ディナーは1万2500円(同1万5125円)。また、同日限定で、江東区のイトーヨーカ堂木場店には、徳之島の特設売場が設置され、にぎわった。ドラゴンフルーツは、真っ先に売り切れる人気ぶりだった。なお、9月27日には、菊池シェフが再来島。生産者を招いて店舗提供メニューを再現し振る舞う、一夜限りのイベントが予定されている。