総会で今井力夫町長(左)から賞状を受け取る農家=知名町フローラル館=
【沖永良部】2022年度知名町糖業振興会定期総会(同振興会主催)が17日、同町フローラル館であった。22・23年期は生産量5万1402㌧(前期実績5万2761㌧)、生産額12億7050万3千円を計画。今年度事業計画では、スマート農業の推進や液肥を活用した土づくりに取り組むことを決めた。
総会には、キビ農家や関係機関の職員ら約60人が参加。表彰伝達では、キビ生産で優秀な成績をあげた12個人と1団体に賞状が贈られた。
今期の栽培面積は、7月1日現在で1012・39㌶(前期実績964・48㌶)、内訳は夏植175・67㌶、春植99・28㌶、株出737・44㌶。新植夏植面積は132・64㌶を計画。10㌃あたりの単収は5・077㌧を見込んでいる。
議案審議では、21年度事業概況報告など6議案を承認。今年度事業計画においては、重点振興方策にスマート農業の推進を新たに加えたほか、土づくりに関しては化学肥料の減肥と液肥の活用を図る。
総会決議で、単収向上や災害に強いキビ作りなど4点を採択した。
総会後、ドローンによる除草の実証報告や、奄美地域の奨励品種に採用されている「はるのおうぎ」の特性について講演が行われた。
被表彰者は次の通り。(敬称略)
【高生産量農家の部】①園田孝徳(1033㌧)②福井源乃介(963・8㌧)③神崎兼三(772・5㌧)
【高糖度農家の部】①勝間行隆(17・06度)②白山勝男(16・84度)③藤野光代(16・69度)
【特別表彰の部】▽個人①森山進②勝間行隆③永島宏▽字①黒貫
【表彰伝達(奄美群島糖業振興会)】20・21年期優秀きびづくり農家▽春植えの部・最優秀 叶本仁(単収11・621㌧)▽夏植えの部・優秀 森山進(同12・734㌧)▽株出しの部・優秀 田畑則仁(同8・915㌧)