徳之島、逆転で大島下す

【大島―徳之島】八回裏、逆転のホームを踏む徳之島

秋季地区高校野球 きょう決勝
樟南第二は乱打戦制す

2022年度秋季大島地区高校野球大会(地区高校野球連盟主催)は21日、奄美市の名瀬運動公園市民球場で準決勝2試合があった。徳之島は大島に10―8で勝利した。8回裏に一気に7点を奪う驚異的な粘りを見せての逆転劇。樟南第二は23―13で奄美・古仁屋連合との乱打戦を制し、ともに決勝へ駒を進めた。決勝戦は22日に同球場で行われる。

樟南第二は2点ビハインドの三回裏に5点を奪って逆すると、以降も着実に加点。五回裏には6点を追加し、計13安打23得点の猛攻で奄美・古仁屋連合にコールド勝ちした。

徳之島は終盤に粘って大島に逆転勝ち。5点を追う八回裏、4連続タイムリーの後、1死満塁で打席には1番の勝。勝の打球はレフトに抜ける走者一掃の3塁打となり、10―8でライバルの大島をねじ伏せた。大島は1年生投手の永田の粘投で中盤まで優位に試合を進めたが、最後の勝負どころで踏ん張りきれなかった。

塗木哲哉監督は「(永田の起用は)力試しという側面もあった。攻められると弱く、それぞれが何をするべきかという判断ができていない。気持ちを切り替え、あいさつや返事など日常生活の基本からやり直したい」と話した。 

結果は次の通り。

◇準決勝(第一試合)
奄美・古仁屋連合
92200 13
74516× 23
樟南第二
 (5回コールド)
【奄】山田、澤、森、澤―森、吉川
【樟】勇田、神田、徳田―徳田、叶
 ▽3塁打 上野、叶(樟)、五十嵐、籾山(奄)▽2塁打 山田(樟)、森(奄)
(奄)
35101341002057
打安点振球犠盗併失残
421323113212036
(樟)
 ◇同(第二試合)
大島
100032200 8
20000017× 10
徳之島
【大】永田、関―田邊
【徳】大澤、久保、正岡―上原
 ▽3塁打 勝(徳)、関、永田(大)▽2塁打 幸、嶋田、大澤(徳)、喜入、有馬、関(大)
(大)
331083614135
打安点振球犠盗併失残
3713103012135
(徳)