西見さん（テレビ下の左から２人目、４人目が妻すえみさん）のテレビ出演に集まった同級生ら（画面はテレビ東京の要望でぼかしています）
黒糖焼酎などを味わいながら見入る参加者
【東京】徳之島出身の五輪レスリング元日本代表の西見健吉さん（55）が、６月８日にテレビ東京系の人気番組に出演。その様子を同級生らが神田の居酒屋で同日、自慢の料理と黒糖焼酎を飲みながら見守った。番組は27日に鹿児島読売テレビ（ＫＹＴ）で放送される。
西見さん（天城町出身）が出演したのは、テレビ東京系の「家、ついて行ってイイですか？」。タクシー代を支払う代わりに、家について行き、人生模様を伺う人気番組だ。神田の「居酒屋・奄美」には、同級生ら13人が番組開始の１時間以上前から結集。酒を酌み交わしながら、中学時代の逸話などで盛り上がった。西見さんは「子どもと一緒に多くの番組に出たけど、テレビ東京は初。容貌からキューバ生まれの日本人とかよく、言われた」とあいさつ、爆笑を誘っていた。
「北千住駅で五輪アスリート30年越しの衝撃告白」とのテロップが出ると一堂は、会話を中断した。西見さんは、足立区北千住でなじみの居酒屋から妻すえみさんと帰宅途中に声を掛けられ、五反野の自宅への同行を快諾したという。
出身地を尋ねられ「鹿児島の徳之島という離島」と応える映像には「田舎を宣伝してくれて、西見いいぞ頑張れ」「結構テレビ映りいいな」などの声が上がった。また、徳之島の風景が流れるたびに拍手が沸き起こっていた。減量苦も、故郷の声援があってこそ踏ん張れたと紹介されると「よくやった」と目頭を抑える人も。
番組を見た連絡がスマホを鳴らし続け、西見さんは慌ただしく応対していた。「カラチ（パキスタン）の日本領事館や北海道から連絡があり、反響のすごさに驚いた。徳之島を少しでも知ってもらえ、よかった」と西見さんは笑顔で振り返っていた。減量失敗の真相や、自衛隊退官、会社設立などに迫る抱腹絶倒の模様は、今月27日に、ＫＹＴで午後２時35分から放送される。