走り幅跳びのコツを伝える内之倉由美さん(右)=沖永良部高校グラウンド=
小学生に足の動かし方を教える大村美香さん(中央)=沖永良部高校グラウンド=
大村さんと内之倉さんが指導
沖永良部で教室開催
【沖永良部】実業団のトップアスリートを講師に招いた「おきのえらぶ陸上教室」が27日、沖永良部高校グラウンドであった。島内の小学生から大人まで約70人が参加し、ハードルや走り幅跳びの楽しさを味わった。
講師は、南国殖産所属で女子100㍍ハードル県記録保持者の大村美香さん(26)と、第一生命所属で女子走り幅跳び県高校記録保持者の内之倉由美さん(25)が務めた。
ウォーミングアップ後、参加者は各年代に分かれてハードルと走り幅跳びを体験した。
内之倉さんは、子どもたちが踏み切る様子を見ながら「一番スピードに乗った状態で踏み切ってみて」などと指導。大村さんは、足の運び方やハードル間の歩数を決めて走るようアドバイスした。
このほか、地元の中学校教諭による投てき競技の指導も行われた。
田皆中3年の林伸明さん(14)は「ハードルを跳ぶ時の足の動かし方が勉強になった」。和泊小2年の川添しゅりさん(8)は「(投てき教室で)教えてもらったら遠くに投げられるようになった」と笑顔を見せた。
大村さんは「島の子どもたちは素直で元気。ハードルを面白いと思ってくれる子が増えてほしい」。内之倉さんは「吸収力がすごくて指導していて楽しかった。ぜひこの島からトップを目指してほしい」と話した。
教室は、沖永良部スポーツクラブELOVE、元気!わどまりクラブ、沖永良部中学校体育連盟、沖高陸上部の共催。