ANA芝田社長を「せとうち創生プロモーター」委嘱

「せとうち創生プロモーター」委嘱式で。鎌田瀬戸内町長(左)とANA芝田社長(右)


包括連携協定式に臨んだ3人。左からLOCAL2岸本公平代表取締役社長、鎌田町長、東京メトロポリタンテレビジョン南晋一郎専務取締役営業分部長

瀬戸内町 魅力、国内外発信へ
東京メトロポリタンテレビなどとの包括連携協定も

 【東京】瀬戸内町(鎌田愛人町長)はこのほど、ANAホールディングスの芝田浩二代表取締役社長への「せとうち創生プロモーター委嘱式」を港区で行った。また、千代田区の東京メトロポリタンテレビジョン㈱では、包括連携協定式をした。

 委嘱式は港区東新橋のANA本社(汐留シティセンター40階)で24日に行われた。対象者は、将来にわたって誇りが持てるまちづくりの実現に向け、地方創生の推進と夢と希望に満ちた未来の想像を目的に国内外に幅広いネットワークを持った人。同時に瀬戸内町が行う施策に、広い視野から助言などを行える者。 

 鎌田町長は「快く引き受けていただき感謝する。関係人口増、地域活性化につながるよう」と期待を込めてあいさつ。芝田社長は「故郷の自然は、世界に類のない宝」としたうえで「先祖から受け継いできた文化がある。集落が一体となって子どもを育てる財産などの魅力を、国内外に発信していきたい」と笑顔で語った。同町による委嘱は、2人目。2017年1月、新極真会の縁健児代表に委嘱している。

 また、翌25日には千代田区麹町では、東京メトロポリタンテレビジョンと㈱LOCAL2との包括連携協定式が行われた。三つが連携することで、デジタルネットワークラボプロジェクトとして、次世代教育の環境(デジタル・オンライン)の整備を行うもの。

 瀬戸内町は「学生向けのeスポーツの普及やシニアの認知症予防」が期待でき、東京メトロポリタンテレビジョンは、瀬戸内町の素材を基にした番組を制作。それらの配信・放送、イベントの開催などのメディアサービスを提供する。地域と異業種が結びつくことによって、LOCAL2は同町に拠点を持つなどの事業展開が見込まれる。