24時間テレビチャリティー募金

街頭募金の呼び掛けに協力する市民ら(奄美市のTSUTAYA名瀬店前)

3年ぶり街頭で協力呼び掛け 奄看専門学生や障がい者協

日本テレビ系列チャリティー番組「24時間テレビ45 愛は地球を救う」の街頭募金が28日、奄美市や龍郷町、瀬戸内町で行われ、多くの市民らが募金に訪れた。同市名瀬小浜町のTSUTAYA名瀬店前では、同市の奄美看護福祉専門学校の学生らが、同店の来場客らに募金への協力を呼び掛けた。奄美で同テレビの街頭募金活動が行われるは3年ぶり。一昨年、昨年と2年連続で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となっていた。

同テレビの募金活動に協力したのは同校と奄美市身体障がい者協会。同校は同店のほか、同市名瀬の同校や名瀬中央通りアーケード、瀬戸内町のAコープ瀬戸内店の4カ所で、同障がい者協会は龍郷町のビッグⅡ奄美店でそれぞれ街頭募金を行った。

TSUTAYA名瀬店前では、同校の学生らが「募金への協力をお願いします」と呼び掛けると、同店を訪れた買い物客らが足を止め、小銭などを募金していった。なかには、同テレビ専用の貯金箱いっぱいに貯めた小銭を募金する人の姿もあった。

夏休みで帰省中の専門学校1年生、実南々海さん(18)は、「新型コロナで苦しんでいる人や医療従事者を支援するために使ってもらいたい」と話し、貯金箱の小銭を募金した。

街頭募金を行った奄美看護福祉専門学校の福祉科1年、白鳥八恵香さん(20)は「いろんな世代の人がたくさん募金してくれたので感謝しています。みんなが笑顔になれるような社会を作れたらうれしい」と話した。

同校では、1998年から同番組の募金活動に参加している。集まった募金は日本テレビに送られ、福祉、災害援助、環境保全などを目的に使用される。