親子でハブの生態学ぶ

カードゲームレクチャー(ハブ拳、DokuNarabe=ドクナラベ)の場面

ミニカードゲーム大会も 奄美パークで開催

県奄美パーク主催のイベント「サマーワークショップ~ハブのいるくらし 原ハブ屋カードゲームバトル~」が28日、同パーク奄美の郷屋内イベント広場で開かれた。小学生以下の親子9組36人が参加。原ハブ屋の原拓哉さんが講師を務め、①ハブについてのレクチャー&クイズ②原ハブ屋オリジナル動画視聴③カードゲームレクチャー(ハブ拳、DokuNarabe=ドクナラベ)④ミニカードゲーム大会―があり、親子で楽しみながらハブの詳しい生態を学んだ。

原ハブ屋オリジナル動画では、原武広さんが説明役を務めた。この中で▽奄美には8種類のヘビがおり、毒があるヘビが4種類、毒がないヘビが4種類生息している。特に危険なヘビは、毒があるハブとヒメハブ▽ハブは主にネズミを食べている▽ハブは、熱があって動くものに反応する。ピット器官で熱を感じるため、ハブを中心とした半径1・5メートルの円の中には近づかないようにしよう▽ハブの毒は、血管や筋肉を溶かしてしまう出血毒―と指摘した。また、もしハブに咬まれたときの対応を詳細に説明した。

ハブに咬まれないために普段の生活の中で気をつけることは①草むらには入らない②歩道や山道を歩く場合は、道の真ん中を歩く③夜はライトを照らして行動する④家畜小屋や倉庫に入るときは、上下左右、頭上を確認する⑤ハブがいそうな場所に近づかない。ハブがいないか暮らしの中で意識しよう―と指摘した。

身の回りでできることは①家の周りの草刈りをする②外にある不要なものは片付ける③ネズミを駆除する④ネズミの餌になる食べ物や生ごみは放置せずに片付ける⑤ハブがすみにくい環境をつくろう⑥ハブは山から海辺までどこにでも潜んでいる可能性がある―ことなどを指摘した。

ハブを見つけたときの対処法も学んだ。

原ハブ屋オリジナルカードゲームバトルで最強ハブマスターを決定した。成績優秀者には賞品を贈呈した。