瀬戸内町学校給食センター開所式

小中学生代表も参加した開所式のテープカット

9月1日から供用開始「安心安全な食育拠点に」

瀬戸内町が整備を進めていた町立学校給食センターの開所式が30日、同町清水の同センターであった。鎌田愛人町長や代表児童生徒らがテープカットを行い、参加者らは新たな食育拠点の完成を祝った。9月1日から町内の公立小中校や幼稚園に、おいしい給食を提供していく。

同学校給食センターは1979年、同町古仁屋に開設。約40年が経過し、施設本体と機械設備の老朽化および効率的な運営を図るため、建て替えを計画。21年7月から建設工事に着手し、今年8月に完成した。

式典は新型コロナウイルス感染症を考慮し規模を縮小、町や施工関係者・地元小中学校の代表者など、約70人が出席。鎌田町長は「最新の厨房設備の導入。安心安全な学校給食の提供で、さらなる運営の効率化を図る」とあいさつ。

設計施工に携わった業者へは感謝状が贈呈され、テープカット・くす玉割りの後、参加者らは真新しい施設内を見学した。

総事業費は11億6千万円。敷地面積約3738平方㍍のうち、本棟がRC造平屋建て・延べ床面積1302平方㍍。▽完全ドライシステム▽無細菌システム▽センサー反応ドア―など、衛生機能面を強化。一日の最大調理能力は1000食。小中併設校5校、中学校1校、小学校4校、幼稚園2校に給食を提供する。

中村洋康教育長は「地元食材の活用や、適切で栄養価の高い給食を提供し、今後も充実した食育の拠点を目指す」と述べた。