会場を大いにわかせた伝統種目の「キビかつぎリレー」=10日、徳之島高校
青春のエネルギー発散
3年ぶり通常開催
【徳之島】徳之島高校(玉利博文校長、生徒数251人)の第17回体育大会は10日、保護者や一般参観規制を解き3年ぶりに通常開催。生徒らは、学年別対抗競技や名物種目などに若いエネルギーを燃やし、思い出を刻み合った。
台風12号の動きで当初計画の日程を急きょ1日早めた。新型コロナ情勢で昨年まで2年連続、保護者の来場も規制し、競技種目も大幅縮減していたが、例年のスタイルに戻した。
開会式では、全国大会34回連続出場を果たした空手道部の丸野温人主将(3年)と女子弓道部の関花波主将(同)の2人が生徒代表ではつらつと宣誓。残暑厳しくも絶好のスポーツ日和に恵まれ、200㍍走を皮切りにプログラムがスタート。
男女別のリレーや綱引き、学校再編前の旧徳之島農高の伝統種目「キビかつぎリレー」も会場を大いに沸かせた。また、1学年種目の「台風の目」には、同校内併設の大島養護学校高等部徳之島支援教室の生徒たちも参加して歓喜を共有。3年ぶり復活させた「PTA種目」(綱引き)も含め、通常のプログラム数に近い計16種目を繰り広げた。