大島北高校で体育祭

天候に恵まれる中、学年対抗の体育祭が行われた(10日、大島北高校)

3年生・有終の美飾る

 奄美市笠利町の大島北高校(松本勇二校長、生徒120人)で10日、第54回体育祭があった。昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大を考慮し規模を縮小。午前中のみの開催となったが、今年度の同祭スローガン「We can fly! 花火のように咲き誇れ」の下、学年対抗の「真剣勝負」が、生徒たちによって繰り広げられた。

 開会式では、松本校長(58)が、「生徒諸君それぞれが、『達成感』を感じ、やり切ってほしい」と激励。続く生徒会長の1年・朝岡歩紀花さん(15)が、「コロナ禍でも体育祭が開催されることに感謝し、精いっぱい頑張る」と誓い、同校恒例の学年別応援団演舞などに対し「練習の成果を発揮しましょう」と生徒らに呼びかけた。そして、3年・森永優人さん(17)が力強く選手宣誓し、全生徒によるエール、学年別応援団演舞が実施された。

 この日行われた競技は、▽男女別100㍍走▽大縄跳び▽学年対抗リレー▽学級対抗全員リレー―など。他にも、全生徒による八月踊り・六調、ダンスが行われ、夏休みの終わりから取り組んできた練習の成果を、各生徒たちが発揮した。

 学年別で競われた各種目は、3年生が優勝。優勝旗が授与され、今年で最後となる同校の体育祭で、有終の美を飾った。