7カ月ぶりに開催された「徳之島黒糖焼酎と特産品フェア」
黒糖焼酎、新しい「楽しみ方」を提案
【鹿児島】「徳之島黒糖焼酎と特産品フェア」が16日、鹿児島市のよかど鹿児島本店ビル1階であった。徳之島町、伊仙町、天城町、3町の商工会と奄美酒類の蔵元・中村酒造(中村功代表取締役)が共催で、17日まで徳之島産の黒糖焼酎や特産品をPRする。
フェアは今年2月末以来約7カ月ぶり3回目の開催となる。今回は、中村酒造が島内限定で発売していた黒糖焼酎「まぶらってぃ」の販路拡大を目指して、11月に大阪である「ロハスフェスタ」に出品するのに先駆けて、鹿児島でもPRする。奄美群島振興開発特別措置法の補助金を活用し、合わせて徳之島3町の特産品を販売している。
「まぶらってぃ」はアルコール度数20度と通常の焼酎よりも低く「若い女性など、これまであまり焼酎を飲まなかった世代にも飲みやすくなっている」と天城町商工会の経営指導員・狩集大さん。水割、お湯割、炭酸割など焼酎自体の味を楽しむことはもちろん「シークワーサーのジュースで割るなど、カクテルのベースになるリキュールとしても活用できる」と期待する。
黒糖焼酎や焼酎ハイボールの試飲コーナーが設けられており「昼間であまり飲まれる人は少なかったが、以前購入されたことがある人からは『おいしい』と好評をいただいた」と中村社長。2日間のフェアで「いろんな方からご意見をいただき、新しい黒糖焼酎の楽しみ方をいろんな人に伝えていけたら」と話していた。