元気に長生きして

泉さんに手紙を渡す、佐藤君と早川さん

大和小、手紙プレゼント
「敬老の日」前に 校区高齢者に

 大和村の大和小学校(新村篤校長、児童22人)は13~16日、「敬老の日を前におじいちゃんおばあちゃんへお手紙を届けよう」を行った。敬老の日に向け全児童が、日頃から見守ってくれている感謝と長寿を願う気持ちを込めた手紙を書き、校区の高齢者宅を訪問、お礼を伝え直接手渡した。

 同村は人口の約4割が65歳以上の高齢者。新型コロナウイルスの影響で学校行事や、敬老会などの行事の参加や交流が減少。地域の人に見守られ安心して学校生活を送れている感謝の気持ちを込めた手紙を届けることで、少しでも元気になってほしいと実施した。

 手紙には「病気に気を付けて長生きしてください」などのメッセージや絵が描かれ、児童たちで育てたアサガオの種と新村校長からのメッセージが添えられた。児童たちは、昼休みの時間を利用し、校区である大和浜、津名久、湯湾釜、国直、思勝の5集落に22通の手紙を届けた。

 新村校長は「大和村を好きになり、ふるさとに自信と誇りを持つとともに、地域の人に感謝する気持ちを育んでほしい」と語った。

 16日に思勝集落の高齢者に手紙を届けた佐藤心南=こなん=君(2年)は「手紙を渡すときは緊張したけど、笑顔になってくれてうれしかった」、早川さくらさん(同)は「笑顔で受け取ってくれてうれしかった。これからたくさんお話ししたい」と笑顔を見せた。

 手紙を受け取った泉有智さん(71)は、「手紙をもらって元気が出た。子どもたちに負けないくらい元気に生きなければ」、赤井重和さん(71)は「このような手紙をもらえるとはありがたい。これからも元気に頑張りたい」と喜んだ。