知名町金婚式

金婚の盃を交わす参加者ら=知名町フローラル館=

結婚から半世紀の節目祝う
18組のうち15組出席

 【沖永良部】1983年から続く知名町金婚式が16日、同町フローラル館であった。対象夫婦18組のうち15組が出席し、結婚から半世紀の節目を祝った。

 同町金婚式は40回目。今年度の対象夫婦を含め、これまでに973組を祝ってきた。

 昨年に続き、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、来ひん客を制限するなど規模を縮小した。

 50年前のヒット曲「瀬戸の花嫁」が流れるなか、金婚夫婦が入場。今井力夫町長は「この50年間は平坦な道ではなく、その苦労がみなさんの人生を豊かなものにしてくれたと思う。これからの人生をどのように歩んでいくのか、改めて2人で考えてほしい」とあいさつした。

 金婚の盃を交わした2人は、これまでの結婚生活を振り返りながら感謝の言葉を伝えた。各テーブルには夫婦の似顔絵も置かれ、お互い見比べて楽しんでいた。

 熊野マツ江さん(75)は「金婚式を迎えられてうれしい。夫はやさしくていつも一緒に行動してくれる」。夫の清利さん(80)は「元気でいられるのは、おいしいご飯を作ってくれる妻のおかげ。ダイヤモンド婚まで2人で仲良く元気に過ごしたい」と語った。