喜界徳洲会病院新病院建設で起工式

新病院の完成予想図(提供写真)

起工式であいさつする東上理事長

災害拠点病院機能を強化へ
24年5月完成、離島医療さらに充実

医療法人徳洲会喜界徳洲会病院の移転新築工事に伴う起工式が23日、喜界町赤連の町防災食育センターに隣接する現地であった。災害拠点病院としての機能強化が目的で、関係者らは神事で工事の安全を願い、島の医療のさらなる充実へ期待を寄せた。2024年5月末の完成予定。

現病院は1991年8月に開設。同町湾に建設以降、病床数89床、15の診療科を設けて32年を経たが、建物の老朽化のほか、台風などの災害に強い病院にするために、新築移転の形で新しい計画を進めてきた。

新病院は、敷地面積1万6368平方 メートル、延べ床面積8979平方 メートル、3階建ての鉄骨コンクリート造。避難施設としての機能のほか、建物1階中央には広場の共有スペースを設け、町民のふれあいの場としても活用していく。診療科は機能別に各フロアへ集約。機動性を高めるなど、急性期医療から慢性期医療をつなぐ、地域に密着した病院を目指していく。

起工式には、東上震一徳洲会理事長、浦元智司同院長のほか、金江茂副町長や禧久伸一郎県議ら32人の関係者、来賓が出席。神事の後、あいさつした東上理事長は「町の行政が集中する緑豊かなこの場所への移転を大変喜んでいる。新病院の設計も大変すばらしく、地域・離島医療のさらなる充実に努めたい」と話した。

今後は、地理的・経済的な不利性の解消を目的に、小型ジェット機を活用した離島への医師派遣なども計画している。

着工は12月1日予定。設計監理は(株)内藤建築事務所、施工は竹山・南生特定建設共同企業体が担う。