秋の全国交通安全運動に併せ、クロウサギのロードキル防止もアピールした=26日、伊仙町で
ヒトもクロウサギも守ろう
【徳之島】秋の全国交通安全運動の一環の徳之島地区街頭キャンペーンが26日、伊仙町ほーらい館前であった。増加傾向にあるヒトの交通事故の防止と併せ、国指定特別天然記念物アマミノクロウサギのロードキル(交通死)防止もアピールした。
同街頭キャンペーンには、徳之島署員や地区交通安全協会、環境省徳之島管理官事務所の関係者ら10人が参加。往来のドライバーたちに交通安全啓発チラシやポケットティッシュなどグッヅ、また「ストップ・ロードキル」の啓発パンフレットやうちわなど計50セットずつを往来のドライバーらに住民に配布。口頭でも呼び掛け協力を求めた。
合同で参加した環境省同事務所の中澤孝・自然保護官補佐(42)によると「今年はクロウサギの交通事故死が多発しておりすでに19件。1年間の過去最多記録(2018年)と同数で、このままでは最多記録を更新しそうな状況。夜間は林道だけでなく、海沿いの道路でも注意が必要です」と話した。