栃木国体へ徳之島合宿トレ

徳之島・天城町に合宿トレ入りした鹿児島県代表ボクシング選手と関係者(左から4人目は全日本のセオン選手)=26日、徳之島空港で

 

 

県代表ボクシング選手ら
天城町でスタート セオン選手も同行

 
 【徳之島】来月6日開幕の栃木国体ボクシング競技(日光市大沢体育館)に向け26日、鹿児島県代表選手らの徳之島合宿トレーニングが天城町でスタート。若手選手を主体に来年の「かごしま国体」も照準を据えており、地元天城町は特産のイノシシ肉も一行に贈り、活躍に期待した。合宿は30日まで。

 一行は、県ボクシング連盟強化委員長の荒竹俊也監督(47)が率いる▽ライト級・西田海音(19)=日体大1年、阿久根市出身▽ライトウェルター級・大園丈太郎(19)=東洋大1年、鹿児島市出身▽ウェルター級・内村源斗(21)=中央大3年、鹿屋市出身▽ミドル級・中園颯太(19)=日体大1年、同=の代表4選手。

 ほか、今年5月2~11日に天城町で初合宿した全日本ナショナルチームの1人で、2020年東京五輪ウェルタ―級出場、21年世界選手権同級優勝の岡澤セオン選手(26)=INSPA所属、山形市出身=も同行。アジア選手権(来月末、ヨルダン)に向けて、再び徳之島合宿に加わった。

 徳之島空港では町関係者らが横断幕や花束で出迎えた。森田弘光町長は歓迎あいさつで「この徳之島・天城町合宿でしっかりと仕上げて臨み、〝鹿児島のボクシングここにあり〟と全国に示してほしい。全力でサポートしたい」と期待のエールを送った。

 荒竹監督は全日本ナショナルチームコーチとして5月の同島初合宿に同行。あいさつで「良い練習ができたとの思いがあって栃木国体へも初合宿。若手を主体に、来年のかごしま国体に向けても強化したい。セオン選手には金メダルを取って帰って欲しい」と話した。

 宿舎は町内の民宿。合宿トレ・スケジュールは、午前6時半から同町陸上競技場でランニングや短距離ダッシュ、同10時半から体育館・屋内人工芝上でのシャドー・マスボクシング・ミット、午後4時からはフィジカル(体幹)トレ・プールなどでの練習メニューを予定している。