小宿中 郷土学習ウォークラリー

おがみ山を回った生徒たち

もっと島のこと知りたい

 奄美市名瀬の小宿中学校(前泊勝利校長、生徒150人)は30日、2年生61人が「郷土学習ウォークラリー」を行った。生徒たちは1日掛け奄美市名瀬の小宿から浦上の史跡などを回り、郷土の歴史や文化、先人たちの偉業への興味・関心を高めた。

 同学習は、郷土の史跡や文化遺産などを直接見聞し、授業で学んだ知識をさらに深めるとともに、級友との集団生活を通して公衆道徳など望ましい体験を積み、集団行動における自分のあるべき態度を養う目的で、毎年実施している。

 10班に分かれた生徒たちは、おがみ山の「復帰記念碑」やらんかん山の「くれないの塔記念碑」など、27カ所の候補から事前に見学する史跡や文化遺産を調べ決定。ルート計画を作成し集団行動により各エリアを回った。

 前泊校長は「地域の歴史や文化を学ぶとともに、集団行動により絆を深めてほしい」と語った。

 1班の班長、前島皐那さんは「住んでいる地域なのに知らないことが多かった。今日見たことをもっと調べて知りたい」。4班の班長、静義虎君は「自分たちの町の知らないことを学べた。また同級生との思い出にもなった」と笑顔を見せた。