「静岡県の現状知って」

伊藤さんの支援のきっかけとなった、SNSで伝えられた道路沿いの様子(25日、静岡市清水区)=伊藤さん提供=


記録的な大雨が冠水被害をもたらした(24日明け方、同)=同=

名瀬・伊藤さん 台風で豪雨、被害長期化

 先月17日夜から18日にかけ奄美群島に接近した台風14号に続き、同23日に発生した台風15号が、静岡県など東海地方で記録的大雨をもたらした。4日現在も同県静岡市清水区などでは、大規模な断水が続き、被害地域の山間部、各集落に対する救援物資の遅れも出ており、全国から多くのボランティア支援が現地に対し行われている。2016年まで静岡県に住んでいた、奄美市名瀬平田町の伊藤康子さん(38)は「多くの人に、静岡県の現状を知っていただきたい」と支援を呼び掛けている。

 伊藤さんは、台風15号発生の頃から静岡県に住む友人、知人らと連絡を取り合い、清水区に住む元同僚からはSNSで自宅が床上35㌢浸水し、家具や車を廃棄したことなど、写真や動画とともに伝えられた。各家で使えなくなった家電・家具の他、ごみが遊歩道、公園などに置かれ回収が追い付いていない、山間部、各集落へ救援物資が届けられていないなどの状況も知り、今回呼び掛けを始めた。

 気象庁によると、同23日午前、室戸岬の南で発生した台風15号は強風域を伴いながら、東海地方に接近。24日午前9時には温帯低気圧に変わったものの、静岡県などで記録的な大雨をもたらした。

 伊藤さんは、「あまりマスコミで取り上げられておらず、まだまだ周知が必要。物資は現地に集まっているが、必要な場所へ届けられていないのが現状」とし「物よりもお金による救済が必要となるはず。その点も踏まえ、今後もSNSなどを通じ、静岡の被害状況を伝えていきたい」と話した。

 主な募金先は次の通り。

 ▽静岡県 「令和4年台風第15号災害静岡県義援金」https:www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-210/chouju/0409saigaigienkin.html▽静岡市「令和4年台風第15号による市静岡市災害義援金」https:www.city.shizuoka.lg.jp/074_000243.html▽さとふる「令和4年9月台風・豪雨被害 緊急支援寄付」https:www.satofull.jp/static/oenkifu/202209_typhoon.php