3年ぶりに関西安陵会総会

高校野球応援用に編曲された「稲すり節」で盛り上がる出席者ら(提供写真)

甲子園応援歌で盛り上がる
会員ら100人出席 感染症対策に配慮、工夫

 【関西】関西安陵会(川上憲二会長)はこのほど、兵庫県尼崎市の都ホテル尼崎で「第62回関西安陵会総会」を開いた。会員ら100人が出席。大島高校の黒木哲二校長をはじめ、安陵会本部会長の山田摩理子さんや同会顧問の丸田卯禮男さんも来賓として出席。演芸・懇親会の部では甲子園応援歌として編曲された「稲すり節」を踊るなどし、盛り上がった。

 同会の総会懇親会は前回開催の2019年を最後にコロナ禍による開催中止を継続。政府のコロナ対策の動向を注視しつつ今回は3年ぶりに来賓も招き、演芸会も併せての実施を決定した。10人掛けのテーブルに6人掛けに設定し、従前のビュッフェスタイルから個別配膳に切り替えるなど感染症対策に配慮して実施した。

 郷土・母校遥拝と校歌斉唱の後、前期役員全員の留任を承認。川上会長は同校野球部の選抜高校野球出場に関する募金活動などの協力に対し、会員に感謝。また、若年層の会員減少に触れ、「行事には多くの方が参加していただけるような魅力あるものにしていきたい」と決意のこもったあいさつを述べた。

 演芸・懇親会では同校出身のシンガーソングライター・三浦彩さんも出演し弾き語りを披露。シマ唄や祝舞もあったほか、賞品をかけた甲子園に関するクイズ「安陵クイズ」を楽しんだ。

 大高応援歌や高校野球応援用に編曲された「稲すり節」、恒例の安陵数え歌を輪になって歌うなどし、同窓の絆を深めた。終了後、川上会長は「(総会を)やらないことは簡単だが続けることが大切。開催に対して、出席者から『よかった』と褒めてもらう言葉も多くいただいたので感謝したい」と語った。