NY奄美会がピクニック開催

手料理などを持ち寄って、懐かしい笑顔を交わし合う参加者たち(提供写真)

鹿児島県出身者ら集う
2013年立ち上げ 来年10周年

 【東京】ニューヨーク奄美会(榮秀吉会長)からこのほど、マンハッタンのセントラル・パークでピクニックを開催したとメールがあった。ピクニックには、鹿児島県出身者らが参加。久しぶりに故郷の雰囲気に触れ、楽しい語らいが交わされる様子が伝わってきた。

 同会主催のピクニックが開催されたのは、9月25日。ニューヨーク市マンハッタンのセントラル・パークには、県出身者や縁故者を中心に沖縄県出身者や奄美ファンまでやって来た。幅広い層、顔ぶれの約30人が手料理などを持ち寄り、緑あふれる公園で故郷の雰囲気を共有していた。

 初めて参加した藤田りつ子さんは、宇検村湯湾出身で幼少期にブラジルに移住。現在は米ニュージャージー州に在住している。藤田さんは「ニューヨークで島の人達に会えて、とてもうれしいですね」と驚きの表情。同じく宇検村出身の竹下美和さんと、最近訪れたという故郷での写真を見ながら、懐かしそうに話し合っていた。

 榮会長は「ニューヨークのコミュニティSNSを活用して、呼び掛けると新規メンバーも増えてうれしい限りですね」と会員増の手応えを感じている。参加した他のメンバーからも「榮さん、NY奄美会最高です」のメッセージが寄せられている。

 奄美市名瀬出身の榮さんが2013年に立ち上げたニューヨーク奄美会は、来年10周年を迎える。「これからも島出身者の掌握と新しく渡米するメンバーの歓迎や、アメリカでの生活をサポートしていきます。まだまだ小さいグループですが、頑張って『奄美の旗』を振り続けます」としている。榮さんは不動産業全般のほか、留学コンサルティングなどをビジネスとしている。姉は、大阪市の奄美料理店(美ら島真心)代表で、奄美民謡武下流師範の榮百々代さんだ。