大高書道部、団体入賞

大会後に引退した3年生を含めて記念撮影

上野さん(3年)、個人書道展大賞に
全日本高校・大学生書道展

 奄美市名瀬の大島高校(黒木哲二校長)の書道部(木村文音顧問、部員19人)は、7月18日に審査があった「第27回全日本高校・大学生書道展」団体高校の部で、10位と3年ぶりの入賞を果たした。個人では、上野凛さん(3年)が同書道展大賞、川嶋かのんさん(3年)、河村風結菜さん(2年)、山下優美さん(2年)の3人が同書道展賞を受賞した。

 同書道展には、全国から7998点の出品があり、大賞はわずか55点、同書道展賞には328点のみが受賞。また同部からは、596点が選ばれた優秀賞に5人、2182点が選ばれた準優秀に14人が受賞した。

 同部はほとんどの部員が高校から書道を始めている。木村顧問は「交換ノートにより、部員の心情や悩みなどを聞きアドバイスしている」とし、「作品選びも自ら部員が選択し、楽しんで書いたことが結果につながった」と振り返った。

 新部長の山下優美さん(2年)は「部長としてうまくいかないこともあったが、友達や先生のアドバイスが助けてくれた。受賞はすごくうれしい」と話した。 

 初の大賞を受賞した上野さんは「3年目の集大成で、自分自身の特別な作品になった。仲間と一緒にやれる楽しさがあり、これからも筆には触れていきたい」と笑顔を見せた。